産後抜け毛はいつまで続く?

多くの女性が経験する妊娠と出産には様々な悩みが付随してくるものですが、出産後に始まる産後抜け毛も、その1つではないかと思います。そこでここでは、産後抜け毛がどのく位の期間続くのか等について、お話していきたいと思います。

 

産後抜け毛についてお話する前に髪の毛のヘアサイクルについて、前もってお話していきたいと思います。ヘアサイクルとは髪の成長期・退行期・休止期という、3つのサイクルの繰り返しのことです。まず成長期とは4〜6年かけて髪の毛が伸びる時期に該当し、1日に0.3mm〜0.5mm、1ヶ月に1.2cm、1年で15cm程伸びます。女性ホルモンの分泌が活発であれば成長期の期間は長くなり、髪は長く太く成長します。そして退行期とは一定の長さまで成長した髪の成長が止まる時期に該当し、その期間は2〜3週間続きます。また休止期とは成長しなくなった髪の毛が、新しく生えてきた髪の毛に押し出されて、毛根が徐々に浅くなって抜けていく時期に該当します。この期間は数ヶ月続くと言われています。日本人の平均的な髪の本数は約10万本と言われており、毎日のように50〜100本程抜けるのが普通ですので、正常なサイクルで多少髪の毛が抜けている分には、またすぐ新しく髪の毛が生えてきますので、特に問題はありません。

但し産後は、出産までは豊富に分泌されていた女性ホルモン・エストロゲンが急激に減少し、ホルモンのバランスが乱れるため、ヘアサイクルの内の成長期が短くなって抜け毛が急増しますので、抜け毛を実感しやすくなります。これは出産を体験した女性であれば、大なり小なり誰でも経験しうることですので、自然なことでもあり、また自然に回復していくものなのです。この期間は平均しますと、半年から1年であると言われていますが、勿論個人差がありますので、実際は数字にバラつきが出てきます。殊に授乳をしている間は、どうしても女性ホルモンの低い状態は続いてしまいます。これは母乳を出すホルモン・プロラクチンがエストロゲンを、抑制しているためであり、産後の抜け毛が解消するのに最長1年はかかると思われているのは、産後1年程経ちますと、徐々に授乳回数が減って、離乳食に移行する時期にあたっていることが多いためです。

 

この種の産後抜け毛は特に問題がなければ、自然に解消されていくものですが、これも赤ちゃんの夜泣きに対する対応することによる寝不足や、育児のストレス、健康に与える影響、生活習慣や食生活の乱れが顕著である場合は、長引いてしまうこともありますので、きちんと対策をとることが大切です。これは授乳以外の赤ちゃんの世話は時々家族も行う、話し相手になってもらう等のサポートが必要になります。また食事では、髪の成分と鳴る動物性・植物性・大豆タンパク・海藻類・ミネラルの他、栄養補給にもなる野菜等を、バランスよく摂取することが肝心です。